Saturday, June 23, 2012

マンハッタンの不動産の波

先日、のんびりとブルックリン地区にあるProspect Parkを散策しました。意外にもCentral Parkの4分の3の大きさ(約2.13k㎡)があり、Central Parkと同じ造園家らにより設計されたため、どことなくCentral Parkに似た雰囲気を醸し出していました。
坂道に誘われて、Park Slopeを歩いていると19世紀からのブラウンストーン・ビルディングが整然とならぶ上品な町並みが続いています。
この静かな町並みにも、マンハッタンからの不動産価格の高騰の波が押し寄せているようで、この一年でブラウンストーン・ビルディングの販売価格が 20%も上昇しました。IKEAが存在するRed Hook周辺では、50%も上昇した物件もあり、昨年110万ドルであった物件が、今年になって170万ドルで売却されたケースもあり、今後もこの波は今 後も続くと予想されています。
その不動産高騰の震源地であるマンハッタンでは、1ヵ月の平均家賃が先月3,510ドルとなり史上最高値を更新しています。(米不動産仲介会社CitiHabitats調べ 5月現在)
STUDIO(ワンルーム)  2,065ドル
1 Bedroom      2,810ドル
2 Bedroom      3,920ドル
3 Bedroom      5,246ドル
57丁目に建設中の90階建てのビルディング(下層階には高級ホテルのパークハイアット、上層階にはコンドミニアムが入る)の最上階には、早くも買い手が現れ9,000万ドルを上回ったとのこと、これも史上最高額を更新しています。
欧州発の金融不安や米国の株価安、あまり良いニュースは聞こえてこない中、世界の富裕層は、きわめてリスクの少ない手段として不動産という資産を購入していると思われます。
今後の動向が、とても楽しみであります。
Soichiro Minami住友不動産販売NY

Monday, June 18, 2012

ニューヨークのビルディング建築

ニューヨークには、様々な様式の優れた建築物が数多くあります。今回のブログではその一例をご紹介したいと思います。
1913年建築のウールワースビル【233 Broadway】は、初期のゴシック・リヴァイヴァル建築(ヨーロッパで18世紀~19世紀にかけて興ったゴシック建築(中世ヨーロッパの教会堂建築) の復興)による高層ビルで、大ぶりに設計されたゴシック様式の装飾は、200m近く下の路上からでも詳細を堪能することができます。

1930年建築のクライスラービル【405 Lexington avenue】は、アール・デコ(ヨーロッパ、アメリカ(ニューヨーク)を中心に1910~1930年にかけて流行した装飾美術。幾何学図形をモチーフに した記号的表現や、原色による対比表現などが特徴)調のデザインとなっています。上部が上に向かって細くなっており、スチール製の尖塔が立っていますが、 それはゾーニング条例の要件を反映しております。1916年のゾーニング条例により、街路に日光が届くよう、新しく建てられる建物にはセットバック(建築 物の上部を段状に後退させること)が必要とされました。特にクライスラービル61階目の角にある鷲の頭のレプリカや、尖塔の下にあるV字型の照明などが見 事な事から、多くの歴史家や建築家から、ニューヨークの最も優れた建築であると評価されています。

またアメリカにおけるインターナショナル・スタイル建築(各国・各地域などの特殊性をこえて、世界共通の様式へと統一された建築)の例として、大き な影響を与えたのが、1957年建築のシーグラムビル【375 park avenue】です。前面には、建物の構造を表すブロンズ材のIビーム(I字梁)が外部から見えるようになっています。アメリカ合衆国国家歴史登録財にも 指定されております。

2009年建築のバンク オブ アメリカ・タワー【1 Bryant Park】は、アメリカの超高層ビルの中ではグリーン・デザイン(太陽光発電や燃料電池等を用いた地球に優しいデザイン)の重要な一例となっております。

このようにニューヨークは装飾面でも、エコの面でも世界トップクラスのビルディングが数多くあります。今後も世界のビルディング建築のトップをいくことでしょう。
(住友不動産販売ニューヨーク 金澤悦子)

Tuesday, June 5, 2012

メルセデス・ハウス

ニューヨークで最も注目度の高い、新築ビルディングとして知られている、メルセデスハウス。都市景観を永遠に変えるビルディングである。ツーツリー マネージメントと、視覚的なデザインを創造する事で知られる建築家、ENRIQUE NORTENは、都市にそびえ立つ、らせん状の30階建ての高級レン タル住宅、ハドソンリバービューを遮る障害物の一切ない、このビルディングの建築を実現させた。ガラス張りでありながら緑のあしらわれたモダンなタワービ ル。このビルディングには美しい生命が宿る。大胆なデザイン。ミッドタウンへの利便性。メルセデスハウスはライフスタイルの発信地である。

メルセデスハウスは、過去にニューヨークスカイラインを改造した事もある著名なエンリケノーテンによる、現状を打ち破ったデザインがなされている。 ノーテンはジグザグの足跡と階段状のグリーンの造園されたシルエット、クリントンパークとハドソンリバーの眺望が遮られる事なく楽しめるというビジョン で、このビルディングを創造した。ひねられたガラスとスチールの柱がどの角度からも見る事のできるこのビルディングの外観は瞬時にしてそれ自体が、時代の 流れを変えるものである事を物語っている。メルセデスハウスはクリントンパークコミュニティの要となるビルディングである。

全てに近く、それでありながら全てに近すぎる事のない立地。メルセデスハウスはマンハッタン・ミッドタウンの西側、ハドソンリーバー沿岸にそびえ立 ち、新しくリノベイトされたクリントンパークに程近いところに位置するビルディングと一般的に認識されている。生活の場でありながら、仕事に遊びに、 ニューヨークがすぐに手に届くところにあると定義できるようなロケーションである。国際色豊かなマーケット、レストラン、子供を持つ夫婦が買い物をするお 店、ハドソンリバーパーク、様々な国のエンターテイメント。ドアを出たすぐそこにニューヨークシティの鼓動がある。

テンアーキテクター社の創始者エンリケ・ノーテンは、都市部のビルディングの再考、再建設をした事により、再び認知度を上げた建築家である。彼のプ ロジェクトは、国境を越えたホテル、舞台芸術関係のスペース、大学関係のビルディングや、メキシコのグアダラジャラにあるグッゲンハイム美術館を含む美術 館に及ぶ。

このビルディングは30階建、総戸数900戸、53-54丁目まで南北両側に及び、10Ave-11Aveに位置する巨大なビルディングである。並 外れたアメニティ設備が並び、ヘルスクラブ、屋内プール、屋外プール、日光浴用の美しく造園されたサンデッキ、ヨガスタジオ、屋内バスケットボールコー ト、バーベキュースペース、ボクシングリング、ゴルフ練習用コート、バレイボールコート、スパ設備が併設されている。賃料は新築ビルディングとしてはお手 頃な、スタジオ2375ドル、1BR2900ドル、2BR3900ドルがスタート価格となっている。まだビルディングの設備の一部が工事中ではあるが、 2012年5月より、入居者の募集を始めている。 

<住友不動産販売ニューヨーク 工藤直子>