Monday, June 18, 2012

ニューヨークのビルディング建築

ニューヨークには、様々な様式の優れた建築物が数多くあります。今回のブログではその一例をご紹介したいと思います。
1913年建築のウールワースビル【233 Broadway】は、初期のゴシック・リヴァイヴァル建築(ヨーロッパで18世紀~19世紀にかけて興ったゴシック建築(中世ヨーロッパの教会堂建築) の復興)による高層ビルで、大ぶりに設計されたゴシック様式の装飾は、200m近く下の路上からでも詳細を堪能することができます。

1930年建築のクライスラービル【405 Lexington avenue】は、アール・デコ(ヨーロッパ、アメリカ(ニューヨーク)を中心に1910~1930年にかけて流行した装飾美術。幾何学図形をモチーフに した記号的表現や、原色による対比表現などが特徴)調のデザインとなっています。上部が上に向かって細くなっており、スチール製の尖塔が立っていますが、 それはゾーニング条例の要件を反映しております。1916年のゾーニング条例により、街路に日光が届くよう、新しく建てられる建物にはセットバック(建築 物の上部を段状に後退させること)が必要とされました。特にクライスラービル61階目の角にある鷲の頭のレプリカや、尖塔の下にあるV字型の照明などが見 事な事から、多くの歴史家や建築家から、ニューヨークの最も優れた建築であると評価されています。

またアメリカにおけるインターナショナル・スタイル建築(各国・各地域などの特殊性をこえて、世界共通の様式へと統一された建築)の例として、大き な影響を与えたのが、1957年建築のシーグラムビル【375 park avenue】です。前面には、建物の構造を表すブロンズ材のIビーム(I字梁)が外部から見えるようになっています。アメリカ合衆国国家歴史登録財にも 指定されております。

2009年建築のバンク オブ アメリカ・タワー【1 Bryant Park】は、アメリカの超高層ビルの中ではグリーン・デザイン(太陽光発電や燃料電池等を用いた地球に優しいデザイン)の重要な一例となっております。

このようにニューヨークは装飾面でも、エコの面でも世界トップクラスのビルディングが数多くあります。今後も世界のビルディング建築のトップをいくことでしょう。
(住友不動産販売ニューヨーク 金澤悦子)

No comments:

Post a Comment