Wednesday, December 19, 2012

イーストビレッジの風景

イーストビレッジは日本人にとって馴染みのあるエリアであると思いますが、6番線のAstor Place駅の目の前に大きなビル(51 Astor Place) が建設中であることにお気付きの方は多いと思われます。数年前までこの3rd AveとAstor Placeの角はコーヒーショップがあり、ちょっとした憩いのスペースでしたが、あっという間に工事フェンスに囲まれてしまいました。Astor Placeの広場に面しているので、まさにこの街の顔になる建物です。
建物のガラスと御影石のファサードがようやく建ち始め、どことなく見たことのあるデザインだと気になっておりましたが、日本を代表する建築家の槇文彦氏の作品であることがわかりました。竣工は来年の秋頃でオフィスを中心とした構成になるそうです。
御存知のように槇文彦氏の設計したWTCタワー4の完成は来年に迫ってまいりました。2013年は槇氏にとってニューヨークで同時に2つの建造物が 完成するという記念する年となることでしょう。82歳という高齢にも係わらず精力的にお仕事に打ち込まれている姿は正に生涯現役という理想のかたちだと思 います。
彼の作品で一般的に知られているのは、東京の代官山プロジェクトです。70年代にヒルサイドテラスが出来たことにより代官山がおしゃれな街の象徴と なりました。このころから、オープンカフェという文化が日本でも始まったのではないでしょうか?旧山手通りに面する建物は40年以上経つ現在でも古さを感 じさせません。どことなく一歩引いた彼の建築スタイルは、ニューヨークの大都市にいかに溶け込むか、非常に楽しみです。
他のプロジェクトでニューヨークで見ることのできる日本人建築家の作品は、谷口吉生氏の近代美術館MoMA (11 West 53rd Street, New York, NY 10019)と妹島和世氏のNew Museum(235 Bowery New York, NY 10002)でしょう。どちらもディテールが美しく時間が経過しても古さを感じさせないデザインだと思います。
年間5000万人の観光客でにぎわうニューヨーク、世界中の人々に日本人の感性を建築物を通して味わっていただきたいと思います。
Soichiro Minami住友不動産販売NY

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