Wednesday, January 30, 2013


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http://sumitomothree.olrblog.com/wp-content/uploads/2013/01/1.jpg昨年5月のブログ「2012年春のRetailレポート」でマンハッタンのRETAIL(店舗物件)市場は非常に強いというお話をさせていただきましたが、今回もまたニューヨーク不動産協会(REBNY)のレポートを紹介させていただきます。
2012年秋期RETAILレポートによると、マンハッタンは高い需要性と限られた供給性のために店舗物件市場が非常に強く、主要なショッピング通りはま だまだ賃貸希望価格(asking rent)を上げ続けているということです。特に五番街42丁目から49丁目のエリアと、いわゆる※1) フラットアイアン地区(Flatiron District)が突出しています。これは、上向きにある消費者マインドと、急成長しているニューヨーク市の観光産業の影響を受けています。レポートに よると、42丁目から49丁目の五番街で2012年の春期の※2) $1,021/sf に比べて13%,、2011年の同時期に比べると51%も値上がりしています。14丁目から23丁目のフラットアイアンショッピング通りでは、昨春以来 27%も増加して$273/sfにまで上がっており、これは昨秋と比べても19%増になります。同様に、フラットアイアン地区内の五番街沿いは、2012 年春期から16%増の$350/sfになり、これは2011年秋期からは25%増になります。
REBNY会長のスティーブン•スピノラは、次のように言っています。
「主要な場所に存在している非常に少ないプライム空間を取り合う競争の激化により、これらの地域で賃料は史上最高値になっています。本来は五番街49丁目 から59丁目の方がより突出したエリアなのですが、そのエリアのスペース不足がこのショッピング街の境界線の軟化につながっていると思われます。知名度の 高い小売業者なら、旅行者の交通量の多い五番街南側(42丁目から49丁目)にスペースがあればすぐに前向きに検討するでしょう。このショッピング街が進 化し成長するにつれて、経済も確実に後押しされ、小売業者も更なる成長のチャンスを得ることでしょう。」
このレポートの期間内で、1階スペースにおいて成長を示している他のショッピング街は下記の通りです。
1) ブロードウェイと七番街の間で42丁目から47丁目。2012年春期から31%増で$1.833/sf。
2) 57丁目の五番街とパークアベニューの間。2012年春期から28%増で$884/sf。
3) ヘラルドスクェアと呼ばれる34丁目の5番街と7番街の間。2012年春期から22%増で$683/sf、2011年秋期からは42%増。
全体的に見ると、マンハッタン内のすべてのスペースの賃貸希望価格は4%下がって$110/sfになっています。これは、人気の高いプライムロケーション がすでに専有されているからです。1階スペースの賃貸希望価格は、交通のアクセスが良いことは勿論のこと、例えば通りの間口の広さ、店の奥行き、柱の位 置、天井の高さ、中二階や地下スペースが付随するか等、幅広い要因に基いています。
レポートによると、同様に重要なことは、その場所が新興市場にあり、その地域がより増加した顧客ベースをサポートできるかどうかであると言っています。なぜなら、それはより高い賃貸希望価格ににつながるからです。
以上が、ニューヨーク不動産協会の2012年秋期Retail レポートを基にした考察ですが、ニューヨークで店舗開設をお考えの皆様のご参考になれば幸甚です。その他のエリアの賃貸希望価格は下記のようになりますのでご参照ください。
※1) 1平方フィート=約30cm四方=約0.028坪 にかかる年間賃料が$1,021ということ
※2) フラットアイアン地区については、1月22日付け情報ブログをご参照ください。
森重明子(住友不動産販売ニューヨークインク)

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